健康まめ豆講座、第1回は“サプリメント”のお話です。
知っているようで知らないサプリメント。みなさんはどれくらいご存じですか?
アメリカ合衆国での食品の区分の一つであるダイエタリー・サプリメントの訳語で、不足しがちなビタミンや
ミネラル、アミノ酸などの栄養補給を補助することや、ハーブなどの成分による薬効の発揮が目的である食品で
栄養補助食品、健康補助食品とも呼ばれます。
”サプリメントの種類”と言っても、実際には相当な数があるため、代表的な成分のサプリメント『3つ』を紹介します。
不足しがちなビタミン、体内では生産されないアミノ酸、腸内環境には食物繊維と、どれも必要な成分です。
ビ タ ミ ン *水に溶けやすいものを『水溶性ビタミン』といい、次の様なとくちょうがあります。 1.水に溶けやすい 2.熱に弱い 3.過剰に摂取しても尿と一緒に排出される (サプリメントでは?)ビタミンC、ビタミンB群、パントテン酸、ビチオン、葉酸など *油に溶けやすいものを『脂溶性ビタミン』といい、次のような特徴があります。 1.油に溶けやすい 2.比較的熱に強い 3・摂り過ぎると過剰症を引き起こすことがある 脂溶性ビタミンを上手に摂るには油で炒める、ドレッシングを使うなど油と一緒に頂くようにしましょう。 (サプリメントでは?)ビタミンA、D、E、Kなど (たとえばこんな食品) 水溶性ビタミン=モロヘイヤ、じゃがいも、枝豆、オレンジ、いちご、さつまいも 脂溶性ビタミン=たまご、落花生、うなぎ、アーモンド、チーズ、さけ |
ミ ネ ラ ル 体の臓器や組織などの反応を円滑に働かせるなど、とても大切な役割をしています 自分の体で作ることができないため、食べ物から摂取することしかできません 食べ物自体のミネラル量が減っているため、不足分を補う一般的なサプリメント (サプリメントでは?) 亜鉛、鉄分、カルシウム、カリウム (たとえばこんな食品) バナナ、イカ、牡蠣、チーズ、ミルク、じゃがいも、昆布 |
食 物 繊 維 *食物繊維には2種類あり、“水に溶けるもの”と“溶けないもの”があります。 水に溶けるものの代表的なものは海草です。 溶けないものの代表的なものはゴボウです。ゴボウは食物繊維が多くてよく噛まないとならないので、 噛むことで “唾液がたくさん出る”→“消化が良くなる”→“結果として満腹になる” 食べ過ぎを防ぐためにも役立ち、早食いも防げます!(それに美味しぃ)^o^() (サプリメントでは?) 食物繊維 (たとえばこんな食品) おから、こんにゃく、ゴボウ、納豆、茎わかめ |
*注意*
薬ではなく食品と呼ばれるサプリメントですが、全く被害がないわけではありません。正しい量と摂取方法を
守りましょう。また、服用中の薬の効果を強めたり、弱めたりすることもありますので摂取する際には注意が必要です。
薬を服用中の方は購入の際には必ず医師または薬剤師の方に相談してください。
今月号では、サプリメントについて特集しました。
少しはおわかり頂けたでしょうか?
最後に、近年増えている症状にあった成分をご紹介したいと思います。
まず、女性に摂ってもらいたいのはカルシウム。昔は閉経後の女性に
特に多くみられた骨粗鬆症(こつそそうしょう)ですが、近年では若い
女性にもみられるようになりました。骨がスカスカになってしまうと
骨折を繰り返したり、背骨がつぶれて背が低くなったりしてしまいます。
そうならないためにカルシウムを積極的に摂りましょう!
そして、だんせいには食物繊維です。意外と多い男性の隠れ便秘。仕事柄
外食が多かったり生活が不規則、朝食抜きなどなど。腸内のリズムが
とれず、便秘になってしまう男性が多いようです。食事で野菜などを
積極的に摂る工夫を。それでも難しい方にはやはりサプリメントは
強い味方ですね!もちろん運動することで体のリズムは整います。
上手に運動とサプリメントを取り入れて健康な体作りをしましょう!!