健康まめ豆講座 *貧 血*

今月のまめ豆講座は、「貧血」について特集したいと思います。



What is 貧血?

貧血の大部分は、鉄分不足が原因です。

血液の中にあるヘモグロビンの量が少ない状態が、貧血といいます。

ヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶ働きがあるため、貧血になると全身が酸素不足に・・・

このため、頭痛・めまい・疲労・肩こり、消化不良が起きたり、顔色が悪く、イライラする、などの症状が出現。

貧血の大部分は、ヘモグロビンの材料である鉄分が不足する鉄欠乏性貧血です


その疲れ夏バテではないかもしれませんよ!?

 夏バテだと思って、栄養のつきそうな肉などを食べたり、栄養ドリンクを飲んでみたり、睡眠時間を長くしてみたり

それでも、なかなか疲れだ取れず、だるさを感じる方は貧血を疑ってみてください。

必ずしも、貧血であるとは、限りませんが、私は積極的に鉄分を摂ることを心がけたら疲れが取れました。

ダイエット中の方。スポーツをされる方、特に女性は日頃から鉄分を多く摂ることを心がけて下さいね!




「脱・貧血」鉄分たっぷりメニュー!!

食品に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。

【ヘム鉄」】

ヤツメウナギ・レバー(特に豚)    
あゆ・煮干し・レバーペースト
         ↓
 魚や肉に含まれる鉄分がヘム鉄
【非ヘム鉄】

ひじき・しじみ・大豆・凍り豆腐
ほうれんそう・切干大根・あさり
         ↓
野菜や穀類に含まれる鉄分が非ヘム鉄

◆ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて、数倍も吸収がよいので、ヘム鉄を十分にとってください
◆吸収のよくない鉄分の非ヘム鉄ですが、動物性タンパク質と一緒にとると吸収がよくなります




ビタミンCもお忘れなく!!

ビタミンCは、鉄を吸収しやすい形に変えてくれる貧血解消の味方です!
ヘム鉄も、非ヘム鉄もビタミンCとともに食卓へ!!

例えば
生がき+レモン、切り昆布とさつまいもの煮物、わかめとトマトのサラダ




すっぱい、辛いも大事!!

酢や香辛料、梅干などを使った料理は、胃粘膜を刺激。胃酸の分泌を高め、鉄分の吸収をよくします
また、よく噛んで食べることも、胃酸の分泌を促進します。消化にも食べ過ぎにもGOOD!

例えば、
ひじきの酢の物、ほうれんそうのマムル(韓国風あえもの)、小松菜とあさりの辛子しょうゆあえ




飲み物にも気を配ろう!!


食前、食後の緑茶・コーヒー・紅茶は貧血の敵。
これらに含まれるタンニンが、鉄の吸収を悪くします。
できればこれらの代わりに、ほうじ茶やウーロン茶を!


まとめ

血液は鉄分だけではなく、タンパク質・ビタミン・葉酸・銅などから作られます
いろいろなものを偏りなく、バランスよく食べることが貧血解消へつながります